ymkz303の日記

ゆるく書いて続けていきたいと思います。基本自分語りになるんでないかな。

転職しました、とその周辺のこと

気持ちはまだまだ若いと思っていても、体はまったくついてこない30代後半ともなると、自分がこれまでやってきたことに思いをはせ、今の状況を鑑みて、はて俺はこれからどうやってこの時代をサバイバルしていけばよいんだろう、なんてことを考えてみるわけです。

 特に、2012年の中頃から終盤にかけては、(あえて原因は書きませんが)ああ本当に俺はなにをやっているんだろうとまったくなにも動く気力がない日々が続き、ああこのままでは俺はこのまま錆び付いていつしかポキッと折れてしまうんじゃないか的なことを思うかといえばそういう気力すらない状態であり、ポキッと行く前に動かんとホントやばいわってことで、半ば密かに転職活動を始めていたのでした。

 そんなわけで、いろいろな紆余曲折の結果、2009年7月1日からお世話になっていた某モバイルアプリ会社(一応伏せておきます)を2013年1月31日付けで退職し、2013年2月1日付けで某ソーシャルゲームの会社で新たなキャリアをスタートさせることになりました。

どんな紆余曲折があったかはもう書きたくないので、転職活動としてどう動いたかを自分史的にまとめておこうかと思います。

 

一応、勉強会とかにはいろいろ出たり少しだけですが開催側に回ってみたりしているので、自社以外の知り合いもちょっとはいたりするわけですが、私のような者にどこかからお呼びがかかることもなく、今(たぶん)最も一般的と思われる方法で転職活動をしました。転職エージェントを使ってみました。

とはいえ、前職に入るときも転職エージェントを使ったわけですが、前職の時とは活動の反応が違いました。前職のときと同じく、履歴書と職務経歴書を用意し、エージェントとのミーティングでどんなことがやりたいかを伝え、提案された会社に応募する、ということをひたすら続けていましたが、あくまでも主観ではありますが書類通過率が思いの外高いのです。つまり、書類上は企業としてなにか引っかかる点があったということになります。

つまり、前職で私がやってきたことは、それなりに評価されてもよいようなことなのかもしれません。そんなチャンスをいただけたことはすごく感謝しています。

 

 活動を開始したのが、2012年の10月末。その時点では、まあこのご時世だし時間はかかるだろうなあということで、2〜3ヶ月のロングスパンで考えていました。前職の時と同様に、一度に数十社に書類を送ったりしていたわけです。ところが、前述の通り書類だけはやたら通る。あっという間に二桁の面接の日程を組む必要性が出てきました。

こうなると、就業中だと日程調整に非常に苦慮するわけです。可能な限り夜間に入れたり、同じ日に複数の面接を入れたり…自分の考えをまとめ企業研究をし面接に準備して面接に臨み結果を待ちその結果に一喜一憂する、そんな日々が1ヶ月ほど続きました。そう、1ヶ月で決まってしまったのです。これは、元々想定していたより遙かに短い期間でした。慌てて退職の意思表明と手続きを取って、今に至る…というのが今現在です。

 

まあ、長々書いていてもしょうがないので、今回の活動での教訓めいたことを書いておこうと思います。

  • 動き出したら止まらない
    始めた頃は、仕事もあることだし少しずつ面接を入れてほどよくゆっくり進めていこうなんて事を思っていたりもしたんですが、面接の日時ってのは自分の意志だけで決まるわけではないんですね、当たり前ですが。書類を出したら、後は自分の意志だけでは制御できなくなる状態になります。でないと、せっかくのチャンスもふいにしてしまいますしね。動き出したら腰を据えてやる必要があります。
  • 活動中に必ず波が来る
    転職活動をしていると、自分の中で第一候補と位置づけていた起業から御見送りされるなんて事が、まあ普通に起こりえます。そうなると、この会社に現職を抜けてまで入る必要があるのかなんてことが頭をよぎります。面接では御社に入りたいですなんて言っていても、実際はいくつもの起業に応募しているわけで序列は確実につけているはずです。
     そんなときは、何のために転職活動しているのか、現状のなにを変えたくて動いているのかを忘れたらアウトですね。いつの間にか会社を移ることが目的になってしまったりしたら、後々必ず後悔します。
  • Whyは必ず必要
    面接で必ず問われるのは、これまでのキャリアで大きな転機になったポイントで、「なぜその行動を取ったのか」です。ここに説得力がないと必ず突っ込まれます。「え、なんでそうなるの?それって理由になってないよね。」なんて。
    まあ、このあたりについて改めて考えを巡らすことが、自分自身のキャリアを見つめ直す機械になります。普段からそう意識して行動しれてば、そんなに困ることはないはず…困るのは、「覚醒」する以前の行動だったりしますが。
  • スーツでなくても意外と大丈夫(保証はしないよ)
    通算23面接でスーツで行ったのは一番初めのものだけでした。とはいえ、ジャケットは必ず着用、中は襟付きのシャツで、派手派手なものは避けました。ただし、業界にもよります。IT系でも、SIerだとスーツでないとダメかもしれません。
  • 在職中の活動はばれる
    在職したままでの転職活動は、相当きついです。なにより、面接にうかがう時間を確保するために頻繁に休みをとらなければならず、現職の現場に相当に怪しまれること必至。
    なので、ロングスパンで転職活動していったほうがいいのか、と思うんですが、正直一気に動いて一気に決めたほうがよいと思います。なぜなら、ゆっくりやっていくということは、応募する企業を絞るということ。
    目当ての企業があって、内定を取る自信が相当にあるのであれば別ですが、そうでないならばある程度多めの企業に応募し、いろいろと話を聞いて、また面接に慣れておくことをお勧めします。面接を重ねることで、自分自身がこれまで何をしてきたのか、なぜ転職しようと思っているのかを改めて何度も考えることができるからです。

 

最後に、数字的なまとめ。

  • 利用したエージェント:4社
  • 書類通過した企業:17社
  • 総面接回数:23回
  • 内定数:2社(内定受諾時点で選考途中のものは辞退)